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当院の治療方針について

当院では、鍼灸、外気功法、整体術、アロママッサージ等を組み合わせた独自の治療法を採用していますが、一般的に以下のような順序で治療を行なっております。

  1. まず、立位で体の歪みを観察し、骨格筋の偏りだけでなく、五臓の働きのバランスやおおよその性格、嗜好等を診断します。
  2. 次に、仰臥位での脈診、腹診、股関節の歪みから治療すべき経絡、経穴、経筋などを特定します。
  3. 以上の診断に基づき、刺さない鍼である『てい鍼』あるいは術者の指先を手足の要穴あるいは頭頸部の特定部位に当て、3~5分間ほど気を流し(外気功法)、人体の気のアンバランスを整えます。この処方により、脳の緊張が緩み、脈状が整い、呼吸が深くなり、股関節の歪みも整います。
    同時に各所の圧痛も消失あるいは大幅に改善されます。
  4. 次に一般的には伏臥位にて腰背部の必要なツボや異常点に鍼を刺し(置鍼法)、遠赤外線を当て20から30分休んでいただきます。鍼の太さや刺鍼の深さは患者さんの病状、体質等により異なりますが、一般的には2ミリ~10ミリほどでほとんど痛みは感じません。
    尚、中学生以下の患者さんには一般的に鍼を刺すことはなく、気功整体術にて心身を整えて、治療を終えます。
  5. 置鍼した患者さんには、抜鍼後更に治療効果を高める為に、症状、体質に合わせ、当院独自にブレンドした植物オイルに1~3種類のエッセンシャルオイルを加えたアロマオイルを腰背部あるいは手足に塗り、3~5分ほどオイルマッサージを行います。
    当院では数種類の独自ブレンドのアロマオイルを下記のような用途に合わせ使い分けております。
    1. 脳の緊張や眼精疲労を和らげ、深い安静と安眠をもたらすブレンド。
    2. 腰背部の皮膚の荒れや汗疹、吹出物の改善を主眼としたブレンド。
    3. 深い悲しみや慢性的な精神疲労により気持ちが落ち込んでいる場合には、気持ちを明るくさせるようなフローラル系エッセンシャルオイルのブレンド。
    4. 痛みのある箇所を集中的に和らげる為のブレンド。
    正確には、その痛みが炎症性のものか、冷えや血行不良によるものかを鑑別する必要がある。
    それにより、エッセンシャルオイルの配合は大きく変わります。
    *以上のようなアロママッサージは、最初に見立てた治療方針に概ね合致したものであり、治療全体の流れの中で行います。
    したがって、このアロママッサージに対して特別料金をいただくことはなく、規定の治療費に中に含まれております。
  6. アロママッサージの後は軽い刺激の整体術にて治療を終えますが、特に頸椎、股関節の歪みに関しては再度確認し、 必要があれば手技又は鍼にて再調整をして、治療効果の継続性を高めるように心掛けております。

以上が、当院の治療方針および治療方法であります。

感染予防対策について

当院では現在、鍼はすべて使い捨てのディスポ鍼を使用しております。
シャーレやピンセットなどもオートクレーブ(高圧滅菌器)にて完全消毒しておりますので、ご安心下さい。

院長略歴

1976年3月 神奈川大学外国語学部英語英文学科卒業
1979年3月 東洋鍼灸専門学校本科卒業、卒業生最優秀賞(神戸賞)受賞。あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師資格試験合格。
1979年4月~1983年6月 東京築地の「阿部治療院」に勤務。その間、整体術の大家、阿部昇弘先生から整体術全般を、著名な易占家であり東洋哲学の大家であった小林三剛先生から、東洋哲学原論を学ぶ。
1983年9月~1985年7月 中国北京留学。
留学中、北京語言学院と北京中医学院にて語学と中医鍼灸理論を学ぶ傍ら、衛生部中医研究院鍼灸研究所神経科・循環科・胃腸科、東直門病院鍼灸科、西城区中医医院鍼灸科、中日友好病院中医内科・鍼灸科にて、それぞれ臨床研修を行う。また、呉式太極拳の実力者である劉長江老師に呉式太極拳及び、太極気功法の個人指導を受ける。
1985年10月 鹿児島市卸本町にて開業。
2004年4月~2010年3月 鹿児島市鍼灸師会会長に就任し(3期6年)、業界の発展に努める。
2005年3月~ 「鹿児島武術・医療気功研究会」を主宰し、武道家、治療家などを対象に毎月1回、呼吸法や脱力法、外気功法などを指導する。
2008年5月~ 鍼灸・気功・整体「実践経営塾」を開講し、塾長として開業鍼灸師及び勤務鍼灸師である塾生に実践的な治療技術を指導する。
2011年11月 「鹿児島市技能功労者」として表彰される。
2013年3月~ 鹿児島市谷山中央3丁目に移転し、新規開業する。

私の治療家人生を振り返って

鍼灸・気功・
整体術について

当院では、鍼灸・気功・整体術を融合した施術をしております。それぞれの内容をご案内いたします。

鍼灸

鍼灸治療とは、東洋医学的に言うならば、鍼やお灸を使って、人体の経絡に流れる気の滞りを取り去り、或いは気の消耗を補い、それによって気血の流れを正常な状態に戻し、免疫力を高め、健康を回復させようとするものであります。 鍼という金属の刺激で治すものではなく、あくまで鍼灸師によるツボの選択と鍼を通じての鍼灸師からの気の放出と意念の操作により病態を正常に導くものです。

気功

治療家が行う気功治療とは、主に手から患者に気を放出して免疫力を高め、病気の症状を改善するものであると、言えるかと思います。当院では指先あるいは手掌から、手足の特定のツボに気を放射して経絡(奇経、正経)の流れを整え、人体各部の圧痛や自律神経の乱れを改善するための「ゆびばり」を最初に必ず行います。
そして、自律神経異常に深く関わっている「脳脊髄液」の流れを改善するために頭蓋の縫合部の歪みや上部頚椎の異常を整えるための「ゆびばり」を行います。具体的には術者の呼気に合わせ気を流しながら縫合の歪みや上部頚椎の異常が改善するように強いイメージを保持します。2,3分すると両手の指先の奥で脈動や波動、バイブレーションなどを感じるようになります。しばらくして手を離すと歪みや圧痛が消失あるいは大幅に改善しています。これは外気功法の中の「接触法」のやり方ですが、この方法が「頭蓋仙骨治療法」開発者とされるジョン・E・アプレジャー博士のやり方と酷似していることが分かり、以来この頭蓋仙骨治療法のテクニックも取り入れており、よい治療結果を出しております。

整体術

当院が行う整体術とは、気功治療と融合した独特なもので、気功治療により大体の体の歪みを整え、更に鍼治療で体の硬結を緩めてから行うので、非常にソフトで痛みを伴わないものです。主に頸椎や頭蓋骨、仙腸関節の微調整を行います。

治療料金

施術料金

一般治療費 4000円(税込)
大学生 3,500円(税込)
高校生 3,000円(税込)
中学生 2,500円(税込)
小学生以下 2,000円(税込)

上記の料金は、はり、きゅう、気功、整体術その他すべての施術料金を含むものです

一般用施術回数券(6回分) 20,000円

当院の『塩灸』について

当院では、私が留学中の40年前に中国北京の衛生部中医研究院針灸研究所で使用されていた灸箱を基に、日本での臨床を通じて改良、製作した「補瀉自在灸箱」をよく使用しております。「塩灸」はその使用法の一つで、主にお臍や下腹部に晒しを置き、さらにその上に天然塩を敷きます。そして灸箱の中に入れた棒灸を燃やし、天然塩を通して下腹部の奥をじんわりと20分ほと温めます。これにより副腎機能をはじめ、泌尿器や生殖器の機能を高めることが出来ます。この塩灸と気功治療を合わせることにより、冷え性、頻尿、膀胱炎、不妊症、生理痛、水太り、慢性腰痛、頭痛、不眠症などさまざまな症状に対し効果が期待出来ます。塩灸は規定の治療費に含まれております。

指鍼(ゆびばり)による
頭蓋骨調整と美顔効果

当院では、まず入念な診断の後、施術者の指先や、皮膚には刺さない「てい鍼」により、足先から頭部や手先に向かい、あるいは手先から足先に向かって気を流し、生体の気血の足りない部分には気を補充し、気血が停滞しお血となった部分には真気による推進力でそのお血を散らし、正常な気血の流れを回復させ、痛みや硬結を取り除き、自律神経を調整し、免疫力を改善させることを主眼においた治療をしております。
最近はそれに加え、頭蓋骨の縫合のズレに対し何カ所か同時に指先を当て、気を流すことにより縫合のズレを調整し、脳内の血流や脳脊髄液の流れを正常に復す施術も行っております。この施術により、脳の緊張を緩め、頭痛や不眠症、眼や耳の異常に対処することが容易にできるようになりました。これは指鍼(ゆびばり)による、脳に対する直接的な外気功法であるとも言えます。
近年、パソコンやスマホにより、眼を酷使している人が増加し、脳や眼の慢性疲労から頭痛や睡眠障害、精神不安などの症状を訴える患者さんが多くなってきております。このような症状に対しては、直接頭蓋骨に指先を当て、脳内に施術者の肯定的なイメージと新鮮な気を送り込むことにより、ほとんどの患者さんが、数分で頭の緊張が緩み、呼吸が深くなり、ゆったりとした気持ちになってきます。中には完全に寝てしまう患者さんもおります。また、頭蓋骨の歪みが、頸椎の歪みと連動している場合が多いので、頭蓋骨の歪みを整えると頸椎の歪みも一緒に改善される事を確認しております。また、副産物として顔の歪み、特に頬骨の高さや顎の先端の歪みも改善されるので、フェイスラインもすっきりし、美顔効果も期待できます。私の頭蓋骨の調整法は、一部の治療家が行っているような機械的、物理的な力で頭蓋骨の縫合を締めているわけではないので、脳圧の急激な上昇や頭痛などの副作用が出ることはありません。美顔術としても、大変効果が大きいと思っていますが、それを目的としているのではなく、あくまで心身共に健康な状態を作って行く過程での副産物であるので、美顔術としての特別料金をいただくようなことはありません。
ただし、顔の歪みや小顔術に対してのご相談は承ります。小顔にあこがれる女性は多いようですが、腎臓や心臓機能の低下による顔のむくみや、胃腸障害による全身の水分代謝機能の低下が原因で顔がすっきりしないという場合も多いので、やはり健康な体を作って行くことが、美顔治療の根本となります。

体型の歪みは内界の
不調和の反映

  • Process01

    受験前の緊張と運動不足で、肩こりと腰痛を訴えて来院した高3の女子。手足の冷えも顕著で顔の浮腫(むくみ)も気になった。体が左に大きく傾いている。

  • Process02

    ほとんど鍼を使わずに、空中鍼による気の調整の後、遠赤外線による温補と気功整体術にて、体の歪みと肩こり、腰痛も大幅に改善した。

  • Process03

    2週間後に2回目の治療を同様に行う。体の歪みは更に改善し、肩こり、腰痛も緩解する。治療後は、明らかに顔の浮腫(むくみ)も改善して、フェイスラインもすっきりと引き締まった。

  • Before

    腰痛と五十肩が当院の治療で完治してから、月に2回ほど定期的に来院されている患者さんです。疲れが溜まると、肩こりがキツくなり、姿勢も悪くなって来ます。

  • After

    空中鍼による気の調整の後、うつ伏せで置鍼20分の後に軽い整体術で整えた。前傾姿勢が改善されて、70歳を過ぎた女性とは思えない若々しい体型となった。

  • Before

    5年前に突発性難聴を患い、以来ずっと右の耳鳴りとつまり感、そして不快感が続いている。頭部が右に傾き、顎の先端もかなり左に歪み、アゴの噛み合わせも悪い。仕事で毎日パソコンの画面を見ている。(初回の治療前)

  • After

    足先からの空中鍼と頭蓋気功により、首の傾きが改善され、アゴの先端も大分まっすぐになった。3回の治療で耳鳴りが気にならなくなり、耳のつまり感と気分の悪さも大幅に改善された。

  • 平成29年11月25日 初診
    85歳 男性

    数年前から腰痛気味で、整形外科で、「腰部脊柱管狭窄症」と診断されていたが、昨日、畑で堆肥作りの作業をしてから、腰部全体と臀部にかけての痛みと右肩 の強い痛みで、平素から前傾気味の腰が更に曲がり、真っ直ぐに伸びない。

  • 1回目の治療直後

    老年で腰部前傾が顕著な患者さんには、頸部と下腹部を緩める為に気功術で奇経調整を入念に行い、腰背部に置鍼した後、遠赤外線でしっかり温補する。骨を直接動かすような整体治療は行わない。治療後は、肩の痛みもほとんど なくなり腰も自然に伸ばせるようになった。

  • 12月22日 5回目の治療の後

    先週から、畑仕事をしても痛みがなくなる。脊柱管狭窄そのものは根治している訳ではないが、体形が変わり狭窄部への傾斜圧が改善したと考えられる。

  • 平成30年7月31日 初診
    78歳 女性

    27年前に胃、十二指腸、胆嚢等を摘出手術をして以来、背中が側方に曲がり、しかも前屈して腰が伸び切らない。一年前から、左腰から臀部にかけて痛みが強まり、左足先が痺れ、両足先が冷える。歩行時、上体が右に傾き、真っ直ぐ歩けない。他の鍼灸院で治療するも変わらず、当院に通院中の親戚の紹介で来院する。

  • 治療後は、前傾姿勢が大分改善されるも 上体の右への傾きはあまり変わらず、相当期間の継続治療が必要と判断したが、当人も納得したので、当面週2回の治療を続けることにした。

  • 9月13日、13回目の治療後、この頃から、治療後の歪みのおおきな改善がみられるようになり。歩行時の痛みも相当に改善が見られたが今後も継続的に治療を続けて行くことになった。

体型の歪みは内界の
不調和の反映

『ダイエットと治療の関係』

最初から、ダイエットを目的として来院される患者さんは少ないが、治療がひと段落すると、鍼や整体術で痩せませんかと尋ねてくる女性は少なくない。その多くが、自分は特別な努力はせずに鍼や整体術をしただけで痩せますか?という希望であるが、その場合には、大抵お断りしている。
私は、耳鍼痩身法も学び、かつてしていたこともあるが、それだけでは痩せないということは、この業界でも常識となっている。かつて一世を風靡した耳鍼痩身法も、それだけではあまり効果が出ずに、一緒にサプリメントを販売している治療院も多い。 当院では、特に耳鍼などしなくとも、体の代謝機能を高めることで、3ヶ月で11キロ痩せて持病の動悸、息切れが劇的に改善した70歳代のおばあちゃんもいるし、長年の喘息が3年の治療で改善し、ステロイドをはじめ全ての薬や吸入剤を止めることが出来、結果的に68キロあった体重が、喘息発病前の55キロに痩せた女性もいるが、これらの人たちは長年の病気や服薬によって病的に太っていたわけであり、ほぼ健康で食欲があり、運動もあまりしない中年の女性が痩せたいと願う場合とは状況が異なる。このような、人たちは痩せるために過食や間食を心底から止める決意があるかということにかかってきます。 最近、よく言われるように、ダイエットには運動1割、食事9割である。好きなお菓子を食べながら、ダイエットを希望する患者さんは、最初からお断りしています。しかし、今年、どうしても痩せたいという50歳代の女性の強い要望に押されて、ダイエットを主目的とする治療を行って、それなりの結果が出たので、以下に紹介します。
女性、約10年前、44歳の時に右膝痛及び右股関節痛にて来院。ほぼ完治し、しばらく休んでいたが、約2年前に、肩こり及び顔や足のむくみが気になり再診された。更年期を境に体がむくみ出し、体重も53キロから56キロに増加し、痩身を希望していたが、本年5月から痩身を主目的として、気功、整体術、鍼治療を融合して行っていくことにしたが、更年期を過ぎてからの減量は、覚悟を決めてやらないと難しいということを伝えて、月に3回ほどのペースで行ったが、3,4ヶ月は体型的に締まってはきたが体重の変化についてはあまり効果が出ずにいた、9月頃からやっと体重が落ちはじめ、11月になり、更年期前の体重に戻り、体型的にはウエストも約7センチ細くなり、むくみも全くなくなり、更年期前よりもむしろ若返った印象である。健康的に痩せて、リバウンドしないようにすることは難しいので、今後もダイエットを標榜して治療することはせずに、健康な体作りを目標として治療を続けてゆきたいと思います

  • Before
    平成30年5月

    年齢 56歳
    身長 156・5センチ
    体重 56・5キロ
    体脂肪率 35・2
    ウエスト 79・0センチ
    ヒップ 93・0センチ
  • After
    平成30年度11月

    体重 53・2キロ
    体脂肪率 32・1%
    ウエスト 71・5センチ
    ヒップ 88・5センチ

『側湾症』の治療について

当院には、特に小児側湾症の患者さんは現在まで多く来院され、比較的良い結果を出しているので、最近の症例を紹介致します。

  • 第一回目の治療前
    【中学1年生の女子】
    平成30年11月初診

    小学6年生頃から肩甲骨のねじれが気になり出し、昨年整形外科にて側湾症と診断されるが、特に手当てはなく、様子を見ましょう、ということで終わったが、母親が心配になり身内の紹介で来院した。
    第一回目の治療前 左肩が下がり、右肩甲骨がやや後方に突出している。 上部頸椎のねじれも見て取れる。

  • 第6回目の治療前
    平成31年2月14日

    第6回目の治療前でありながら、既に上体のねじれは大分改善されている。やや左肩前の歪みが残っているが、右肩甲骨の後方突出は大分目立たなくなっている。

  • 第6回目の治療の後

    第6回目の治療の後、上体のねじれは、ほぼ完全に矯正されている。正中線も頭から足まできれいに揃ってきた。これまで6回の治療は、すべて気功法と柔らかな整体術のみで、鍼は一本も刺してはいない。治療時間も15分ほどで、痛みは全く感じないので子供に恐怖感を与えることもない。今後、月に2回ペースで成長期が終わるまで治療を継続し、現在148センチの身長が最大限伸びるよう『長身術』としての整体術治療を継続して行くことになった。

『左橈骨神経麻痺』の症例

  • 初診時
    令和2年8月29日初診、
    27歳、女性

    2週間前に、急に左手首から先に力が入らなくなり、左手首の背屈が出来ず、握力も全くない状態となり、すぐに脳神経科を受診するも異常なしと診断される。次に整形外科を受診し検査するも、「おそらく橈骨神経麻痺でしょう。」と診断され、ビタミン12、その他の薬を処方され、1ヶ月様子を見てください、と言われたが、2週間経っても全く変化がなく、知人の紹介で来院された。
    初診時は左手首が背屈出来ず、物を掴む動作も全く出来ない。
    元々体が細く、腕の力もなかったが、今年の4月から在宅勤務となり、パソコンの前での仕事が主となり、運動不足もあり、発症前から体が冷え気味で、左肩こりが強くなっていた。
    全身の陽気(エネルギー)不足が素因としてあり、左手末端への血流が徐々に悪くなってきたのが主な原因であると考え、てい鍼を用いて足先からの気功治療をして全身の陽気を活発化させ、背部、左上肢への浅置鍼をして、遠赤外線にて20分ほど温補し、軽い気功整体術にて1回目の治療を終える。 左上肢に力が出てきたような気がする、とのことであるが麻痺状態は客観的には変化なし。

  • 6回目の治療後
    令和2年10月3日

    9月5日の2回目の治療より、初回と同様の治療に加え、肩背部、左上肢への数カ所の温灸治療を追加して、この日で6回目の治療を終える。左手首の背屈動作は大分できるようになったが、まだ握力が弱く、左母指も開かない。

  • 8回目の治療後の状態
    令和2年10月24日

    同様の治療を行った後は、左手の5指共にしっかり開くことができるようになった。左手の橈骨神経麻痺の状態はほぼ完治したと思われるが、体全体を整える意味で、今後は2週間に一度程度の治療を継続してゆくこととした。

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[診療時間] [月~金] 8:00~12:00/14:00~18:00
[水] 8:00~12:00
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[休診日] 日曜・祝祭日・水曜/土曜の午後

※治療を希望される方は、必ず電話予約をしてからご来院ください。